top of page

⑭天拝山

道真公が無実を天に訴えるため、

七日七夜、岩の上に立って祈り続けた山が天拝山(標高257.4m)です。

すると天から「天満大自在天神」と書かれた尊号が届いて、

願いが成就したといいます。

それから天判山(てんぱんざん)と呼ばれていた山は天拝山と山名が変わりました。

山頂には道真公が立って祈ったといわれる「おつま立ちの岩」(天拝岩)があります。

玉垣に囲まれた岩の上には道真公の足型があるといわれますが、今では分かりません。



おつま立ちの岩


「おつま立ちの岩」の先には907年鎮座の太宰府天満宮摂社天拝山社(てんぱいざんしゃ)があります。



天拝山社


太宰府天満宮では秋に神幸式大祭があり、

道真公の御神霊を奉安した御神輿が榎社に下ります。

そのとき天拝山社の前で篝火が焚かれます。

山麓の大門地区の人々が守り続けている迎え火の行事です。

天拝山社の右手の階段を上がると展望台があり、

眼下に太宰府、筑紫野が一望でき地理がよく分かります。


展望台からの眺め


✦天拝山社:筑紫野市武蔵706

bottom of page