南館(現・榎社)で亡くなった道真公が
「牛車に乗せて人に引かせず、牛の赴くところに留めよ」と遺言していたことから、
牛が動かなくなった場所を墓地と定めたことが太宰府天満宮の由来です。
境内には12頭の御神牛像があります(内1頭は宝物殿内)。
道真公が梅を愛したことから境内には飛梅をはじめ約6000本の梅の木があり、
早春、高貴な香りを放ちます。
クスノキも約50本あり、見上げるばかりの大木は、
特に新緑のころ、みずみずしい若葉が生命エネルギーを感じさせてくれます。
重厚感と華やかさを併せ持つ本殿は1591年に筑前国主小早川隆景が再建したもの。
歴史を経た境内は手水舎、菖蒲池、絵馬堂、麒麟像と見どころがいっぱいで、
ゆっくり散策できます。
【仮殿】
2027(令和9)年は道真公が薨去されてから1125年。
この節目となる式年大祭を前に、2023(令和5)年から約3年をかけ、
124年ぶりに重要文化財である御本殿の大改修が行われています。
改修期間は御本殿前に「仮殿」が建設されています。
仮殿のデザイン・設計は大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める
藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所が担当しています。
仮殿
太宰府天満宮:太宰府市宰府4丁目7-1
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